米州の堅調な成長を背景に、シカゴ地区に大型の最先端テクノロジーセンターを新設

大日本スクリーン製造株式会社は、2020年秋、シカゴ地域で最も充実したビジネスと産業の中心地のひとつであるイリノイ州エルクグローブビレッジに、より大きく、より充実した設備とリソースを備えた北米本社を新設し、移転します。キャンパスは、新築の最先端テクノロジーパーク内に建設され、設備の搬入・搬出庫、オフィススペースの拡張、オヘア国際空港から15分の距離にある最先端のカスタマー・エクスペリエンス・センターなどが含まれます。

大日本スクリーンは、1975 年にイリノイ州ローリングメドウズに本社を置き、全国のオフセット印刷用プリプレスイメージスキャナーを主力製品としていた1975 年から、1967 年に京都の大日本スクリーングラフィックソリューションズ株式会社の一部門としてカリフォルニア州に設立されました。
世界有数のデジタルインクジェット印刷技術の製造・提供会社として知られるSCREEN Graphic Solutions Co. Ltd.(国際的なSCREENグループの一部)と西半球のグラフィックアーツ部門であるSCREEN Americasは、過去10年間、前年比で一貫して成長を続けており、今後3年以上にわたって売上高が拡大していくことが重要な指標となっています。SCREEN Americasのケン・イングラム社長は、「私たちは、今後何年にもわたって私たちのニーズに応えてくれる施設を探していました。完全なソリューションを提供することで、お客様の需要を満たすことができるようにしたい」と述べています。
インクジェットが印刷業界で急速に普及し、実用的な印刷生産ソリューションとして定着してきたことを受けて、当社はこの技術の開拓と普及に重要な役割を果たしてきましたが、機器やワークフローソリューショ ン、インクなどの消耗品、部品、サービス・サポートなど、ほぼすべての面で事業を拡大してきました。
業界をリードするTruepress Jet520ロールフィード式デジタルインクジェット印刷機のグローバル導入台数は、過去数年で1,500台を超え、Truepress Jet L350UVロールフィード式ラベル印刷機は200台近くに達しています。現在稼働している印刷機のサプライチェーン需要の増加に対応することが、大規模な施設への移転の重要な推進要因の1つでした。"当社はローリングメドウズの既存施設を倉庫保管に使用します」とIngram氏は述べています。"これにより、偶然にもイノベーション・ドライブに併設されている新しい施設を、新技術の展示や、当社が提供する市場向けの新しいソリューションのベンチマークや実証に使用することが可能になります」とIngramは述べています。
高速インクジェット技術で高い評価を得ている当社の「Truepress Jet」シリーズへの関心が着実に高まっていることから、現在のローリングメドウズ工場を訪れるお客様の数も増えています。"このことも、今回の検討に大きな役割を果たしました」と Ingram は続けます。"今後6ヶ月から18ヶ月以降の需要を予測し、新たな市場での新製品の計画を立てていく中で、新たなカスタマー・エクスペリエンス・センターの必要性がさらに注目されるようになりました。
最先端の技術を駆使した新施設「カスタマー・エクスペリエンス・センター」は、今後の成長に対応できるよう、包括的なデモンストレーションとトレーニングのための複合施設となります。"今年後半に予定しているオープンハウスでは、お客様に新施設の見学をご招待しています。"また、この新施設では、新規および既存のお客様をサポートするために、当社の営業担当者およびサービス担当者が製品トレーニングを行います」と述べています。
当社の成長を支えるために、サービス部門と営業部門を拡充し、専任の営業・製品マネージャーチームと連携してサービス・製品サポート技術者を増員するとともに、高度なサービス技術と提供ソリューションへのさらなる設備投資を実施していきます。"今回の移転により、当社がすでにサービスを提供している市場での成長が期待されます」とイングラムは述べています。
"移転の計画と評価プロセスを経て、京都の大日本スクリーンの経営陣と協力しながら進めていくうちに、すべての業務をより大きく近代的なクラス A の新しいスペースに移転する必要性がますます明確になってきました」とイングラムは締めくくりました。
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