ハイパースペクトルイメージング事業に参入し、安全・セキュリティ・環境科学分野を新たな成長戦略分野として事業を拡大

km c1920 konicaminoltabuildinglangenhagen20140623 1034フィンランドのリーディングカンパニーであるSpecim社の株式100%を取得するための株式売買契約が締結されました。

コニカミノルタ株式会社 コニカミノルタ株式会社(以下、コニカミノルタ)は、光・色・外観計測技術を強みに、成長分野であるICT分野や自動車分野に向けて、多様な高付加価値製品やソリューションを提供することで、センシング事業の成長を図ってまいりました。コニカミノルタは、フィンランドのSpecim社を買収し、ハイパースペクトルイメージング(HSI)事業に参入することを発表しました。Specim)を買収し、ハイパースペクトルイメージング(HSI)事業に参入することを発表しました。
コニカミノルタは、センシング事業部の成長戦略のもと、見えないものを見える化するキーテクノロジーであるHSI技術で、お客様への持続的な価値提供と、安全・安心・環境科学分野における地球規模の社会課題の解決に貢献してまいります。
コニカミノルタは、HSI市場のリーディングカンパニーであるSpecim社を買収することで、高精度ハイパースペクトルイメージング技術、ノウハウ、顧客基盤を獲得し、リサイクル選別、食品選別、リモートセンシングなどの産業用途で市場拡大をリードしています。
今回の買収は、新たな成長戦略に基づく計測・検査・診断分野におけるコニカミノルタの事業規模を拡大し、オフィス事業に次ぐ持続的成長と収益の柱を構築する上で重要な役割を果たします。
買収の目的
コニカミノルタは、カメラ事業で培った光学技術をベースに、光・色・視覚表面計測の分野で高精度な計測製品とソリューションを提供し、お客様の高品質なものづくりの実現に貢献しています。コニカミノルタは、既存のセンシング事業の基盤を拡大するとともに、セキュリティ・安全・環境科学の分野において、人の目を超えた新たな顧客価値を持続的に提供し、グローバルな社会課題を解決する成長戦略を目指しています。HSIは、その成長戦略を実現するためのキーテクノロジーの一つです。
スペックについて
スペシムは、HSI業界のリーディングカンパニーとして、可視域から長波赤外域までの幅広い測定波長と、ポータブル、インライン、エアボーンなどの特定の使用シーンをカバーする製品ラインアップを有している。また、選別機メーカーを中心にリサイクル、食品、医薬品など幅広い業界に顧客基盤を持っているという。また、今年は、選別機へのハイパースペクトルイメージング技術の搭載をより簡単かつ迅速に行うためのプラットフォーム「SpecimONE」を発表し、産業用途でのHSI事業のさらなる拡大を目指しています。
今後の展開
コニカミノルタは、グローバルな顧客基盤とグローバルなネットワークを活用し、HSI技術の用途拡大と産業用途への搭載を加速させてまいります。また、画像処理技術や光学技術との相乗効果により、既存の事業領域や産業用組み込みユースケースでの価値提案の拡大を加速してまいります。特に、リサイクルや食品の選別装置メーカーとの協業による事業拡大や、医薬品などの成長市場を戦略的にターゲットとした事業展開を行ってまいります。なお、本株式売買契約は、2020年11月19日に締結し、当局の承認を条件に、2020年12月中旬に締結する予定です。
www.konicaminolta.eu