2020年11月:部分的なロックダウンにもかかわらず、景気はわずかに曇り、今後数ヶ月の見通しはあまり自信が持てない

11月にコロナに関連した部分的なロックダウンがあったにもかかわらず、ドイツの印刷・メディア業界の景況感は相対的にわずかに冷え込んだだけでした。ドイツ印刷メディア産業連盟(Bundesverband Druck und Medien)が算出した景気指数は、季節調整済みで前月比2.0%減の91.0ポイントとなった。その結果、前年同期比の下落率は9.3%に上昇しましたが、春のロックダウン時よりもはるかに弱く、4月には前年同期比18.3%の下落となりました。

アイフォ・インスティテュートが調査した11月の印刷・メディア企業は、現在の経営状況を10月よりも良いと評価した。しかし、今後数ヶ月間の見通しは前月よりも悲観的なものとなっています。現在の景況感と期待される景況感の数値が景況感の発展を決定し、印刷・メディア業界の生産発展の良い先行指標となっています。
季節調整済みの景況感指数は、10月に前月比で約3%低下した後、11月には5.9%上昇して85.2ポイントとなり、4月のロックダウン月以来の高水準となった。この結果、指数は前年比▲21.3%から▲13.2%へと低下した。最近の受注状況が若干改善したことが、前年同期比での減少に寄与したのではないかと思われる。それにもかかわらず、11月には約4%の起業家しか自分の注文帳が比較的大きいと考えていませんでした。対照的に、約45%の人が受注残高に不満を持っていました。その結果、前年比では約20ポイントの減少となりました。
印刷・メディア各社の今後の経営状況に対する期待は、10月に比べてはるかに悲観的なものとなっている。11月の季節調整済み景況感指数は前月比9.3%低下し、2年以上で3番目の急落を記録した。4ヶ月連続で前年を上回った後、11月には97.3ポイントと、前年比5%強の水準をわずかに下回って立ちました。最近のコロナワクチンの動きは自信につながっているようですが、企業は当初、広範囲の規制や受注状況の悪化などで冬に向けて準備を進めているようです。今後数ヶ月の間に生産活動が増加すると予想している企業は約6%に過ぎず、約26%の企業は生産が減少すると予想しています。前年比では29ポイント程度バランスが悪化した。
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