BOBST MASTERCUT 106 PERを日本で初めて導入したエルモア関東は、生産スピードと生産能力が向上。

BOBST MASTERCUT 106 PERを導入した日本のコンバーターエルモア関東は、打抜きの能力と生産性を向上させました。-この機種は日本で初めて据付をされました!

BOBST社の打抜機「SP 104 ER」を購入してから約20年、エルモア関東は再び、世界有数の基板加工・加工機のサプライヤーであるBOBST社に注目しました。

「SP 104 ERを購入した当時は、最高速度が毎時8,000枚と市場でもトップクラスの速さでした。」と、エルモア関東の工場長・松本秀之氏は語ります。「最近では、これまで以上に速い納期と高い品質が求められる中、SP 104 ERが生産のボトルネックになっていることがわかりました。品質を維持しながら生産性を向上させる必要があると考えました。」

「"MASTERCUT 106 PER "の最高速度である毎時11,000枚は、魅力的な投資選択でした。将来的に、印刷機やコンバーティング・ラインをアップグレードしても、MASTERCUTはどんな変更にも対応できることがわかっていました。つまり、私たちは1つの重要な投資で生産ラインの将来性を確保したのです。」

エルモア関東は、日本全国に1,100人以上の従業員を擁するカミ商事株式会社グループの一員です。ティッシュペーパーやトイレットロール、大人用おむつなどの衛生用品を主に提供しています。

松本氏はさらに語ります。「打抜機の更新を考えたとき、当初はEXERTCUT 106 PERを検討しおり、スイスのBOBST社に機械見学に伺いました。その際に、工場内の見学もさせてもらい、MASTERCUTも拝見しました。私が新しい打抜機を購入しようとしていた主な理由は、スピードと生産性だったので、最速の機械を購入したいと思っておりました。デモンストレーションの際中にBobst社の専門家は、EXPERTCUT 106 PERからツールを移動させ、そのままMASTERCUT 106 PERに搭載しました。すると ツールに何の調整も加えず、MASTERCUTが最高速度毎時11,000枚で稼働しているのを目の当たりにして、感銘を受けました。」

新しいMASTERCUT 106 PERは今年の初めに導入されましたが、Covid-19のパンデミックにもかかわらず、据付はスムーズに行われました。

「エルモア関東の理念は、常に一歩先のビジョンを考えて行動する事です。」と松本氏は述べています。「MASTERCUTは、その理念を実現してくれています。MASTERCUTを導入してから数ヶ月で、すでに生産能力が大幅に向上しているのを実感しています。」

「今回の投資により、この機械のワンマン化も視野に入れており、他の生産現場での取り組みをサポートするための貴重な人材を確保することができます」と松本氏は語ります。
エルモア関東は、より持続可能なオペレーションとプロセスの構築に注力しています。
松本氏は、MASTERCUTがこの企業文化の変革に不可欠な要素になると考えています。
「MASTERCUTは、新しいレベルの効率性と自動化を我々のビジネスにもたらし、廃棄物を減らす、正しい生産を行うための努力をサポートします。」

MASTERCUT 106 PERは、市場において最も高度に自動化され、エルゴノミクスに優れた打抜機です。この最上位機種は、高速で途切れない生産運転と短いセットアップ時間により、比類のない生産性を実現するとともに、最高の品質を保証します。

このマシンは、1か所の操作パネルから設定ができ、「フィーダーからデリバリー」までの機能を自動化できる唯一の打抜機です。これにより、作業中のオペレーターの介入を最小限に抑えることができます。ストリッピング及びブランキングツールの設定は、カメラでツールの位置を測定し、シートの印刷に合わせて自動的に位置合わせをする新システム「MATIC Plus」によって自動化されています。また、紙詰まり検出の設定およびデリバリー部のノンストップラックシステムも自動化されています。
次世代の打抜機として、MASTERCUTはTooLinkを組み込むことができます。TooLinkとは、打抜機をデジタルIDで接続し、機械のHMIで即座に認識できるようにするプラットフォームです。機械はチップを搭載した型を自動的に検出し、生産可能なジョブレシピを提供することで、ジョブの切り替え時に最大15分という大幅な時間の短縮を実現します。また、オペレーターが関与することなく、ジョブの再呼び出しを自動的に行うことが出来ます。

エルモア関東は、この機械の購入時にBOBST Helpline Plusリモートアシスタンスサービスに投資しました。BOBST Helpline Plusは、BOBSTの専門家が安全なインターネット接続を介して機械にアクセスし、遠隔で問題の診断とトラブルシューティングを行うことができるサービスです。これにより、お客様はコストを削減し、BOBSTの技術者を呼ぶ必要性を最大80%まで減らすことができます。

「BOBSTは生産における課題を解決してくれました。将来的に何か問題が発生した場合でも、我々と顧客をサポートしてくれるので安心して任せられます。」と松本氏は括りました。

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