XSYSはアジア太平洋市場へ更にフォーカスし、お客様が厳しい市場環境に対応できるよう支援いたします。

プリプレスのリーディングカンパニーであるXSYSは、APAC地域の大規模なチームを強化し、パッケージ業界のお客様を革新的なソリューションとトップレベルのサービスでサポートすることで、確かな印刷技術と柔軟な対応を実現しています。

フリントグループから完全に独立した新会社として、XSYSは、シール・ラベル、軟包装、段ボールの各分野における、パッケージ印刷生産の合理化を積極的に進めています。イメージング、スクリーニングから、プレート、製版、アダプター、スリーブまで、プリプレスプロセスの全領域に対応するソリューションを提供するグローバル企業として、市場で独自の優位性を持っています。

XSYSが活躍する各分野で1、2位を争う知名度を誇る製品とブランドには、nyloflex®フレキソ印刷用溶剤処理プレート、サーマルプレート及び製版装置、nyloprint®レタープレスプレート及び製版装置、nylosolv®洗浄用溶剤、rotec®スリーブおよびアダプター、ThermoFlexX TFxXイメージャー、ThermoFlexX Catenaプロセッサー、Woodpeckerサーフェイス・スクリーニングソリューションがあります。

XSYSのアジア太平洋地域担当副社長、Roy Schoettle氏は、「XSYSがより機敏な単独事業体として発足したことに対するお客様からの反応はとても素晴らしいものでした。私たちが自分たちのビジネスにより注力し、柔軟になったことで、以前よりもお客様のニーズに対して迅速に対応できるようになったことを理解していただいています。また、チームは引き続き同じメンバーで構成されていますので、我々のビジネスに継続性があることもご理解を頂いております。」と、コメントしました。

チームとしての経験と専門知識

アジア太平洋地域では、28名のプリプレスエキスパートとテクニカルエンジニアで包括的にカバーされており、このチームは、今後数ヶ月の間に新たに6名のスタッフを迎え、さらに拡大する予定です。「XSYSのAPACチームで特筆すべきは、ほとんどのスタッフが数十年のキャリアを持ち、勤続年数の平均が19年であることです。」と、自身もBASFから始まり、フリントグループ、そして現在のXSYSに至るまで、34年にわたりXSYSのストーリーに携わってきたRoy氏は述べています。過去22年間、Roy氏はプレートと製版に注力し、nyoflex® Xpress サーマルシステムやThermoFlexX Catenaなど、XSYSの革新的技術の数々を市場に送り出すことに貢献してきました。

Roy Schoettle氏を支えているのは、フレキソ印刷に関する深い知識と献身的な努力で地域でもよく知られたスペシャリストたちです。その中には、入社20年目のアジア太平洋地域担当テクニカルディレクター、Supachai Theravithayangkura氏(通称:Milo氏)もいます。Milo氏は、印刷技術で学士号、イメージング技術で修士号を取得しています。中国のジェネラルマネージャーであるMagenta Zheng氏は、Tetra Pak Chinaで10年間さまざまな技術的役割を果たした後、同社に入社して18年になります、また日本では、パッケージ業界で28年の経験を持つジェネラルマネージャーのKaz Yamada氏がお客様のビジネスに貢献しています。

XSYS/フリントで20年以上の経験を持つYee Ling Goh氏は、SEA地域の販売を担当するナローウェブ・キーアカウントマネージャーです。プリプレス・テクニカルマネージャーのYves Vanryckeghem氏は、26年間の印刷業界での経験を生かし、エンジニアリングチームを統括しています。さらに、アプリケーションスペシャリストのGurunath Baji氏は、インド亜大陸でのテクニカルサポートとrotec®スリーブの販売を担当し、20年以上の業界経験を活かしています。

「長年にわたり、多くの人材を集めてきたこと、そして彼らが長く在籍していることを、私はとても誇りに思っています。」と、Schoettle氏は述べています。「しかしながらそれは現状に満足して立ち止まっているという意味ではありません。アジア太平洋における高品質なフレキソの成長に追いつくため、また、お客様が競争力を堅持できるよう、非常に高い水準のサービスとローカルサポートを維持するため、現在、積極的に採用活動を行っています。” と述べています。」

市場動向とソリューション

アジア太平洋地域の印刷加工企業は、市場からの多くの圧力や課題を経験しており、新しい革新的な技術や作業方法を見つけることを余儀なくされています。市場のニーズに多くの変化が見られるこの地域において、XSYSは、プリプレス事業全体にクラス最高のソリューションを導入することで、お客様がビジネスモデルを最適化できるよう、お客様と密接に連携しています。

「他の地域と同様、アジア太平洋地域も現在厳しい状況にあり、厳しいコスト圧力、高騰するエネルギーコスト、サプライチェーンの問題、高度な技術を持つスタッフの不足がフレキソ印刷加工企業を苦しめています。」と、Schoettle氏はコメントしています。「サステナビリティも市場全体の課題です。以前は主に議論の対象でしかありませんでしたが、現在ではパッケージングが環境に与える影響を軽減するための法律が導入されています。」また、次のようにも述べています。「いまだにアジア太平洋地域を粗悪品の引き受け先と見ている人や企業は、顧客を見つけるのが難しいでしょう。この地域の印刷加工企業はハイエンド品質のパッケージを供給しており、作業環境や製品の品質も継続的に改善しています。」

厳しい市場環境に対応するためには、イノベーションが不可欠です。XSYSは、このような課題に対して、効率性の向上、安定した品質の提供、廃棄物の削減の実現など、市場をリードする幅広いソリューションを提供しています。例えば、nyloflex® Xpress サーマルシステムは、有害な溶剤を使用せずに、優れたプレートをより短時間かつ低コストで提供し、サステナビリティの向上に貢献しています。また、ブランドオーナーからは、複数のアプリケーションや複数の生産拠点で色の一貫性が求められるため、どこで印刷しても簡単に印刷物が再現できるよう、プレートには同等の高い品質が要求されます。

お客様との距離が近いことも、XSYSのビジネスモデルの大きな特徴の一つです。現地の技術チームが常時待機しているため、不本意なダウンタイムを最小限に抑えることができます。また、人手不足やスキル不足の問題を解決するため、機械操作のあらゆる面でオペレーターの教育や訓練も継続的に行っています。

自動化を導入した顧客事例

フレキソプレート生産におけるマニアル作業の自動化は、より高い品質、低コスト、色の一貫性、サステナブルな運用といった要求に対する主要な解決策と考えられます。XSYSのお客様は、このコンセプトを、オペレーターの介入を必要としない、無駄を大幅に削減するエンドツーエンドの全自動製版ラインであるThermoFlexX Catena+により実際に体験し、素晴らしい成果を上げています。

シドニーに本社を置くKirk Groupは、世界で最も早くCatena+を導入した企業の一つです。同社はオーストラリアとニュージーランドにおけるアートワークサービスやイメージキャリアソリューションの最大手サプライヤーであり、グローバルブランドや大手印刷会社を顧客としています。

オーストラリアのパッケージ業界のリーダーである同社は、ThermoFlexX TFxXイメージャーと組み合わせた自動化システムの導入を決定し、ブランドオーナーが求める、短納期、一貫した高品質、再現性のある仕上がりに、より一層応えることができるようになりました。また、Catena+は、フレキソプレート生産の最適化により収益性を高めるだけでなく、プレートの廃棄が少なく、環境にも配慮した製造方法を可能にします。

Kirk Groupのジェネラルマネージャー、John Kapiniaris氏は次のように説明します。「Catena+システムによって、生産を集約し、工程中のマニュアル作業をなくすことで、より低いコストベースを維持することができます。その結果、人為的なミスを減らすことができ、優れた製品を生み出すことができるのです。」また、次のようにも述べています。「業界のリーダーとして、またイノベーターとして、最新技術と自動化への投資を続けることにより、最高品質の印刷結果、最大限の一貫性、最短の市場投入時間というお客様のご要望を満たすと同時に、最低コストと廃棄物の最小化を実現しています。」
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