コニカミノルタ、欧州のグリーン経済回復の鍵となる再生可能エネルギーの推進を支持

COVID-19の大流行は、欧州をはじめとする世界各国の経済に大きな負担をかけています。コニカミノルタは、欧州連合(EU)が加盟国の経済回復を支援するための大規模な計画を発表したことを歓迎しています。特に「グリーン成長」という野心的な目標を掲げています。しかし、コニカミノルタとしては、企業による再生可能エネルギーの調達支援が追加で盛り込まれることを期待しています。コニカミノルタは、再生可能エネルギーイニシアティブ「RE100」のメンバーとして、EUの復興計画に再生可能エネルギーの導入を求めるRE-Source社の取り組みを歓迎しています。

"今回のCOVID-19危機からのEUの強力な経済復興計画とその欧州経済への影響を歓迎し、特にグリーン経済の推進は、野心的な目標と有意義な施策を掲げた前向きで大胆な姿勢です。しかし、私たちがさらに期待するのは、企業がエネルギー消費を再生可能な資源へとシフトするのを支援するための措置を盛り込むことです。これにより、炭素をベースとした経済から再生可能エネルギー経済への移行に向けて、大きな一歩を踏み出すことが可能になります。

コニカミノルタは、欧州における企業の再生可能エネルギー調達のためのプラットフォームであるRE-Source社の取り組みに賛同しており、5月27日に発表した公開書簡では、企業の再生可能エネルギー調達を支援するために欧州連合(EU)に働きかけました。RE-Sourceは、5月27日に発表した公開書簡の中で、欧州連合(EU)に対し、企業の再生可能エネルギー調達を支援するための行動を促しています。コニカミノルタは、RE100プログラムのメンバーとして、再生可能エネルギーに完全に依存することを約束した世界の大企業230社のうちの1社です。RE100メンバーは、今後10年間で900億ユーロ[1]に相当する再生可能エネルギーへの投資を推進しており、その多くは欧州での投資となります。このイニシアティブは、2030年までに再生可能エネルギーの32%を目標とするEUにとって、再生可能エネルギーによる電力供給を競争力のある価格で確保するために、エネルギー消費者を支援することの重要性を強調しています。

コニカミノルタは、気候変動対策など国連の持続可能な開発目標に貢献するという目標に沿って、2019年1月にRE100プログラムに参加しました。このリーダーシップイニシアティブは、影響力のある企業を結集し、エネルギー供給源を100%再生可能エネルギーから調達することを目指しています。コニカミノルタは、2050年までにこの目標を達成することを目指しています。欧州本社であるコニカミノルタビジネスソリューションヨーロッパでは、すでに再生可能エネルギーを利用した電力供給を行っており、目標達成に貢献しています。また、ドイツ、イギリス、オーストリアのほとんどの拠点では、すべての拠点で再生可能エネルギーによる電力を使用しています。また、欧州以外の地域では、中国・無錫市のMFP(複合機)やデジタルプリンティングシステムの生産拠点が、市から「クリーン生産企業」として認定され、中国の環境保全活動のリーダー的存在となっています。

"この前例のない刺激の枠組みの中で、今は欧州連合がグリーンエネルギーのリーダーシップに向けて勇気ある一歩を踏み出す絶好の機会です。欧州の指導者の皆様には、ぜひこのチャンスをつかみ取っていただきたいと思います」と岡本氏は締めくくっています。

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